なんとも言えない本を読んだ。
最近はすっかり紙の本を読まなくなって
ほとんどkindleで読んでいる。
kindleの読み放題にもご厄介になっていて
今朝もあれこれとリストを見ていたところ
「紫の上は定子だった」なんていうとんでもないものがヒットして
怖いもの見たさに読んでしまった。
はい、思わず笑っちゃいました(筆者さん、ごめんなさい)
要は、源氏物語は不幸に逝った中宮定子の鎮魂ということなんだけど
(確かに、不幸に逝った人を物語の中で幸せに描いてあげるという祀り方はある)
清少納言が書いたのならわかるけど
(書けないだろうけど←悪い意味ではない)
それをしたのが紫式部であったわけがない。
牽強付会という言葉が浮かんだ。
小説の理解に「正解」なんてものはない。
研究者ででもなければ、ない。
読者がどう読もうが読者の勝手。
正解があるとすれば、読者の数だけある。
それが小説というものだろう。
だから、これはこれでいいのだろう。
他人が文句を付ける筋合いはない。
でも、はぁ?という気分w
ついでながら
私は「源氏物語」は嫌いだ。
どこぞの人のように原文ではとても読めないけれど
(国文科出が情けない!と言われたけどね)
与謝野晶子も読んだし
円地文子も読んだ。
寂聴さんも読んだ(一番好きかも)
そういえば、田辺聖子さんも読んだ記憶が。
角田さんは・・・ごめんなさい、挫折しました。
これだけ読んだけど、嫌いだ。
それが私の「正解」かな。
というわけで連休最終日
なんとも言えず
もやもやしている夜。