予報より早く
昼前に降りだした雪が
どんどん積もっていく。
大雪警報も出たようだ。
TVでは10年にあるかないかの大雪と言っていた。
雪のせいか、残業もほとんどなく
19時に退社。
急坂ばかりの帰り道を
おっかなびっくり歩くおばさん。
さぞかし笑える姿だっただろう。
でも、人目なんか気にしていられない。
転んだら目も当てられないもの。
人気のない暗い階段は
ほとんど新雪。
あしあとひとつない。
雪の積もった手すりをつかみながら
一段一段踏みしめて降り
なんとか無事に帰宅。
なにしろ谷底に住んでいるので
どこへ行くにも急坂ばかり。
明日の朝はどうなっていることやら。
出社できるかしら。
あら、雷が鳴っている。
なんだか、不思議。
雪ってやつはしんしんと静寂の中に降るものだと思っていた。
にぎやかな雪というのもめずらしい。
認識を改めなくては。
さむいね。
暖冬だとか騒いでいるけど
やっぱり冬は、寒いね。