ひとことは君にあずけて月おぼろ
なにごとも、白黒をつける性のようだ。
イエスかノーか。
右か左か。
進むか退くか。
中途半端は苦手なのである。
思い立てば、突き進む。
今まで何度もそれで失敗している。
損な性格だとはわかっていても
こればかりは直せない。
なのに、答えを出せぬまま
1ヶ月が過ぎた。
過ぎてしまえばあっという間だ。
きっとこのまま
3ヶ月が過ぎ、半年が過ぎ
1年が過ぎる。
そして
すべてが思い出に変わる。
そのころには
独りでいることに慣れていることだろう。
時間がすべてを癒すとは
よく言ったものである。
早く癒しておくれ。
「ひとこと」は言いたくない。